転職コラム

転職で重視すべき「公平性」と公平性の高い職場の見つけ方
NEW2025.02.07
転職先を探す時、より公平な評価が受けられる企業を選びたいと考えるでしょう。公平性は働きやすさや働きがいにつながる重要な視点です。今回は、職場の「公平性」について解説し、公平性の高い職場の見つけ方を紹介します。 職場の公平性とは? 「組織の公正性」は1960年代から欧米で研究されてきた概念で、「自分の属している組織がどれほど公平であると感じるか」の尺度です。古くからある考え方ですが、終身雇用や年功序列という安定が補償された日本の職場ではあまり応用されていませんでした。しかし近年、終身雇用の廃止や成果主義の導入など、雇用のスタイルが変わってきたことで、「組織の公正性」という概念が重視されるようになっています。「組織の公平性」には、手続き公平性、分配公平性、情報公平性、人間関係公平性などの要素があります。手続き公平性とは、給与や昇進などの評価方法や労働者への関わり方が公平かどうかを指します。分配公平性とは、給与や昇進昇格、配置転換などが公平に行われているかを指します。情報公平性とは、上司が部下に対して情報を偏りなく公平に与えられているかを指します。そして、対人関係公平性とは、上司が部下を公正に扱っているか、一人の人間として尊重されている状態を指します。 公平性が高い職場とは、どんな職場? 公平性が高い職場とは、具体的にどんな職場でしょうか?例えば 経営陣などから継続的に情報発信がされている 経営陣が従業員との対話に積極的に取り組んでいる 従業員に対する公平性を重視する教育研修の機会がある さまざまなバッググラウンドの従業員が働きやすい環境が整備されている 従業員に対して働き甲斐を高める環境整備がされている 男女や年齢、勤続年数等だけで判断されない人事評価制度が採用されている などがあります。経営陣も従業員も互いを尊重し合い、公正に扱われていると感じられる職場が、公平性が高いと言えるでしょう。 転職する際に、公平性が重要な理由 公平性は転職する企業を選ぶ際にもチェックすべき重要なポイントになります。公平性の高い職場は、個人の特性に応じたサポート体制が整っているので、中途入社が不利になることがありません。その人のキャリアや環境に応じた活躍の機会があり、個々の特性や個性を発揮しやすいともいえるでしょう。また、ライフステージの変化にも対応してもらえるので、家庭や生活との両立もしやすいでしょう。公平性の高い職場は働きやすさだけでなく、働きがいという点でもメリットがあります。個人の特性や強みに応じたサポートを受けられることに加えて、それぞれに合ったキャリアパスや仕事を選択できる可能性が高まります。希望に応じた仕事ができることで、力を発揮できる機会も増えるでしょうし、人事評価や昇進などに対しても納得できることが多いでしょう。ライフステージの変化によってキャリアへの意識も大きく変わることがあるかもしれません。その際にも柔軟に対応してくれるのも公平性の高い職場の大きなメリットでしょう。 公平性の高い職場の見極め方 転職活動をする際、公平性の高い職場を探すにはどうしたらよいのでしょうか?公平性の高い会社は、企業理念や制度などを情報開示しているケースが多くあります。まずは、求人票や企業のHPで「多様性」や「公平性」、「ジェンダーギャップ」などに関する内容があるか確認しましょう。転職サイトなどで、「公平性」「ダイバーシティ推進室」「ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン」などを検索するのもよいでしょう。選考中の面接など、企業の採用担当者等との面会は具体的な事項を知ることができる貴重な機会です。サポート体制や評価制度、研修機会など、気になる点は具体的に質問して確認するとよいでしょう。 まとめ 公平性の高い職場は、働きやすさ、働きがいがある職場といえます。転職の時こそ、公平性の高さを重視すべきです。一人ひとりのパフォーマンスが上がるようサポートしてくれる環境が整っている職場なら、転職者も安心して働くことができるでしょう。公平性の高い会社を探す際、求人票や企業HP、転職サイト等の情報だけでは見つけられない、判断が難しいという時には是非転職エージェントへご相談ください。 転職に関するご相談はJobeeへ Jobeeは宮城県に特化した転職相談サービスです。大手転職サイトに掲載されていない優良求人情報も多数掲載。地元に強いコンサルタントが無料で転職活動をサポートします。 宮城県、仙台市で転職を検討している方は是非Jobeeへご相談ください。