子育てと仕事を両立したい人の転職

一般的に子育て中の転職は難しいと思われていますが、これまでの経験・実績を活かして転職することは不可能ではありません。業種・職種によっては自身の目指すキャリアを築いていくことも可能です。
今回は子育てしながら働きやすい業種・職種について解説します。
目次
業種・職種次第で両立できる
子育てをしながらでも、業種・職種によってはキャリアとの両立は十分に可能です。子育てと仕事を両立するために転職を目指す場合には、子育てと両立しやすい業種・職種に就くことが大切です。
例えば、フレックスタイム制度の導入や自由にテレワークを選択できるなど、フレキシブルな働き方ができる会社なら、両立しやすいでしょう。土日祝日の稼働が少ない業種・職種なら保育園や学校に通う子どもへの負担がかからない働き方ができます。
反対に、土日祝日や夜勤、急な出勤が入る業種・職種だと、子どもや共に子育てをする家族への負担が心配になる方もいらっしゃるでしょう。では、子育てと両立しやすいのはどんな業種・職種でしょうか?
子育てしながら働きやすい業種・職種
子育てをしながら正社員として働きやすいのは土日祝日休みや夜間勤務の少ない業種、そして働き方改革が進んでいる業種です。具体的には次の通りです。
IT・WEB業界
IT・WEB業界は、多様な働き方を許容する文化があり、テレワークやフレックスタイム制が浸透しているので、子育て中でも働きやすい環境です。エンジニア、プログラマー、IT系営業、カスタマーサポート、Webマーケティングなどの職種で、柔軟な働き方ができるでしょう。
ソフトウエア系
近年はSaaS企業が増加し、営業、インサイドセールスエンジニアなど、オンラインで完結できる業種が増えています。時短勤務、裁量労働などの働き方も可能となっています。
WEBサービス系
アプリやWEB上でサービスを提供する企業でも、リモートワークやフレックスタイム制度が浸透しています。正社員だけでなく、時短勤務や業務委託など多様な雇用形態があります。
メディア系
ニュースサイトや各種情報サイトなど、オンラインメディアを提供する企業も多く、編集、ライティング、コンテンツ企画、SNSの運用など、テレワークがしやすい仕事です。雇用形態も含め、柔軟な働き方が可能です。
WEB制作会社系
WebサイトやWebアプリケーションの企画・開発を行う仕事で、WebディレクターやWebデザイナーが主な職種となります。フルテレワークを導入している企業もあるので、スキルアップと子育ての両立がしやすいでしょう。
人材紹介
人材業界はテレワークやフレックスタイム制が普及しています。特に「リクルートアドバイザー」は平日日中のニーズが高く、シフト制での勤務がしやすいでしょう。人材派遣なら、業務内容がルーティーンで安定していることも多いですし、求職者や企業向けの営業もオンラインで対応できることも増え、テレワークでの業務が可能です。
士業・バックオフィスBPO業界
経理や労務などの経験がある方なら、会計士や税理士、社会保険労務士など士業事務所やバックオフィスBPO(経理や総務、労務管理などのアウトソーシング)業界がおすすめです。担当業務を調整することで業務時間をコントロールしやすく、クラウドツールの普及により、自宅やサテライトオフィスでの勤務もしやすくなっています。
子育てしながら働きにくい業種・職種
子育て中だと、正社員として働くのが難しいと言われている業種・職種もあります。すべての企業に当てはまるものではありませんので注意が必要です。それぞれ企業やその人の希望する働き方によって捉え方は異なることを理解しておきましょう。
メーカー
メーカーは日本各地に拠点や取引先があるため、出張や転勤を求められることが多い業種です。そのため、子育ての両立が難しくなる場合があります。
建設・不動産業
建設・不動産業界の、特にBtoCのハウスメーカー営業や不動産カウンター業務は、土日祝日の勤務を避けるのが難しい仕事です。営業職以外でもイベントや展示会での勤務などで、土日祝日の勤務が必須となる場合があります。
サービス業・小売業
サービス業や小売業も、建設・不動産業界と同様に、土日祝日の勤務が求められる業種です。ホテル、アパレル、小売りなどのフロント職は夜間や土日祝日の勤務が必須となるケースも多いでしょう。
一般事務
一般事務は求人倍率が高く、競争が激しい職種です。若手人材や派遣社員と競うことになりますので、時短勤務を希望する方には不利になる可能性もあります。出社頻度も高い傾向にあるため、テレワーク可能な事務職は非常に人気があり、競争率はより高くなっています。
子育てしながら働きやすい業種・職種に転職するには

子育てと両立しやすい業種・職種に転職するためには、まず「自分の経験やスキル、実績を活かせる会社を探す」ことが大切です。子どものための休暇取得や看病のために遅刻・早退など、イレギュラーも多く発生する可能性がある中で、自分の強みを活かして働くことができれば大きな武器になるでしょう。求人情報を探す際は以下のポイントをチェックするとよいでしょう。
- 働く曜日・時間帯が決められている仕事
 - 勤務場所が固定されている仕事
 - 出張が少ない仕事
 - 多様な働き方を取り入れている企業
 - パフォーマンスや成果を重視して評価してくれる企業
 - これまでの経験が活かせる仕事・企業
 
子育てをしながら転職活動をする際は、転職エージェントの活用もぜひご検討ください。家庭の事情や理想・目標に合わせた企業選びのサポートや、子育てしながら正社員で働ける会社を優先的に紹介してくれるなど、子育て中の皆さんを応援するサービスに力を入れている転職エージェントもありますので、一度相談してみることをオススメします。
まとめ
子育てと両立しながらの転職活動は簡単なものではありませんが、自分の経験や実績に合った会社を選ぶことができれば、その後のキャリアも大きく変わってきます。まずは、自分の強みなどを棚卸して、これからどのようなキャリアを築いていきたいか、キャリアプランを考えてみましょう。転職はしたいけれど、キャリアプランに悩んでしまう方や子育てと仕事の両立に不安を感じている方は、ぜひ転職エージェントにご相談ください。
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