転職コラム

2025.08.08
ワークライフバランスとは?メリットと転職のポイント
「働く時間を調整したい」「家族と過ごす時間を増やしたい」など、ワークライフバランスを意識して転職活動をしている方は多いのではないでしょうか。今回は、ワークライフバランスについて、働く人と企業側それぞれのメリット、転職活動を進める際のポイントなどを解説します。
ワークライフバランスとは
ワークライフバランスとは、「仕事と生活の調和」です。仕事と私生活の両方が充実している状態をワークライフバランスが「整っている」「実現できている」などと表現するのが一般的です。例えば、
仕事が忙しすぎて私生活にゆとりがない
仕事が忙しすぎて、家族と過ごす時間が無い
子育てと仕事の両立が難しく、仕事を辞めなければならない
というような状態は、仕事も私生活も充実しているとはいえません。仕事にやりがいや充実感を持って取り組み、私生活も大事にして自分らしく過ごせることが、ワークライフバランスです。
ワークライフバランスのメリット
近年、働き方改革によって働く人だけでなく、雇用する企業側もワークライフバランスを意識するようになりました。ワークライフバランスを整えることは働く人に様々なメリットをもたらします。新卒で入社した会社で働き続ける中で、自分のライフステージが変化し、育児や介護などの理由から働き方を変えなければならないこともあるでしょう。ワークライフバランスを推進している企業なら生活の変化に合わせて働き方を柔軟に変えてくれるなどのサポートをしてくれます。柔軟に働くことができれば経済的にも安定しますし、ライフステージが変化してもキャリア継続できます。また、安心して働き続ける環境なら、仕事へのモチベーションを保ちやすいでしょう。
企業側のメリット
働く人のワークライフバランスを重視することは、雇用する企業側にメリットはあるのか疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。社内制度や福利厚生など、働く環境を整えるにはそれなりにコストがかかりますが、ワークライフバランスを推進することは企業側にもメリットがあります。そのひとつが、「優秀な人材の確保につながる」ことです。福利厚生や職場環境が整っていればいるほど、人材は集まりやすくなり、優秀な人材を確保できる可能性が高くなります。さらに、働きやすい環境であれば、離職率も低下するでしょう。よりよい人材に出会い、長く活躍してもらうために、ワークライフバランスの推進はとても重要です。また、ワークライフバランスを推進するためには業務内容の見直しが必要となります。長時間労働の削減や新しい働き方の導入のために業務改善をすることは、結果的に生産性を高めることにつながります。
転職でワークライフバランスを実現するポイント
ワークライフバランスを意識して転職活動をしている方も多いのではないでしょうか。転職をすることでワークライフバランスを実現するためには、応募企業の選定がとても重要です。求人票を見る際は、自分の希望と合わせて、以下のような内容があるかチェックするとよいでしょう。
転勤なし
原則定時退社
業務時間7時間以内
時差出勤可
時短勤務OK
フレックス勤務可
リモートワーク可
完全在宅勤務
フルリモートワーク可
転職サイトなどで求人を検索する際、以上の内容にチェックを入れて検索をすれば効率よく探すことができます。ただし、検索する際に検索条件を増やしすぎると、出会える求人数が少なくなってしまいます。希望に優先順位を付けたり、譲れない条件だけに限定するなどして検索し、幅広く求人を探すとよいでしょう。転職エージェントに相談する場合も、希望する条件はより具体的に挙げ、優先順位を付けて伝えるとよいでしょう。
志望動機でどう伝える?
ワークライフバランスを実現するために転職活動をしている場合、志望動機にその旨を伝えても問題ないのでしょうか。ワークライフバランスの推進に力を入れている企業なら、志望動機で言及してもよいのですが、そうでない企業の場合は注意が必要です。「ワークライフバランスを整えたい」というのは自分の希望であって、企業側が採用する理由にはなりません。ワークライフバランスを重視して働くことで、企業側にどのようなメリットがあるのかをアピールする必要があります。「業務の効率化を図る」「生産性を向上させる」「常に前向きな姿勢で仕事に取り組み、成果をあげる」など、応募先企業でワークライフバランスを実現するために自分がどのように成長・活躍したいのかを具体的に伝えるとよいでしょう。一方でワークライフバランスを打ち出していない企業の場合は、志望動機等で強調しすぎると「自分の生活を重視している」と捉えられてしまう可能性がありますので、あまり触れないほうがよいでしょう。
まとめ
仕事へのモチベーションを保ちながら、安心して働き続けるためにはワークライフバランスはとても大切です。求人を探す際には、働き方や福利厚生などに注目して、ワークライフバランスが実現できる企業への転職を目指しましょう。ワークライフバランスを実現するために転職活動をするという方にも転職エージェントがオススメです。転職エージェントは非公開の求人や求人を出している企業に関する詳しい情報も取り扱っていますので様々なアドバイスが受けられます。自分はどんな業種・職種でどのような働き方をしたいのか、まずは転職エージェントにお気軽にご相談ください。
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2025.07.25無料なのにこんなに使える!転職エージェント活用ガイド転職活動をする方の多くが利用している転職エージェント。様々な転職エージェントがあり、どのサービスを利用したらいいか迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、スムーズに転職活動を行うための転職エージェントの活用の仕方を解説します。 転職エージェントとは 転職エージェントとは、「転職を希望している人」と「人材を募集している企業」をマッチングするサービスです。転職エージェントが紹介した人を企業が採用した時に、企業が転職エージェントに成功報酬を払う仕組みとなっていますので、転職希望者は無料で利用できます。転職エージェントは、転職者のスキルや経験、希望する職種・業種や条件などを把握して、それにマッチした求人情報を提供するのが主な役割です。そして転職希望者が採用されるために必要なサポートを行います。転職エージェントを利用することで、より効率的に転職活動を進めることができます。 転職エージェントを選ぶ際のポイント 近年は転職エージェントの数も増え、どの転職エージェントを選んだら良いのか迷う方もいらっしゃるでしょう。転職エージェントも自分の希望に合わせて選ぶことが大切です。転職エージェントには「総合型」と「特化型」があります。「総合型」は幅広い業種・職種の求人情報を、「特化型」は特定の業種・職種、スキル、地域などに特化した求人情報を取り扱っています。転職エージェントは併用することができますので、「総合型」と「特化型」を組み合わせて利用することをオススメします。「総合型」は多種多様な求人情報を取り扱っていますので、広い視点を持って応募先を探すことができますし、「特化型」は専門的な知識や経験が必要となる求人情報を取り扱っていますので、希望した職種・業種に絞って応募先を探すことができます。両者を併用することで、それぞれの特徴・強みをフル活用しましょう。転職活動が初めてという方には、転職支援を手厚く行っている転職エージェントを選ぶことも大切です。応募書類の添削や面接対策などを、どのような支援・サービスを行っているのかしっかりとチェックして選ぶと良いでしょう。 転職エージェントの賢い使い方 転職エージェントは転職活動の様々なシーンで相談・利用ができます。それぞれのシーンの活用方法をご紹介します。 登録 転職エージェントは併用できますので、初めは自分の求めるサービスを提供している2、3社に登録するとよいでしょう。複数の転職エージェントに登録することで、複数のキャリアアドバイザーに出会うことができます。複数人から幅広い視点からのアドバイスを受けることができますし、自分に合ったキャリアアドバイザーと出会える可能性が広がります。転職活動が進み、希望や応募先などを絞れてきたら、登録を1、2社に減らすとよいでしょう。登録先が多いとやりとりや日程調整が増えて負担が大きくなってしまいますので、より自分に合った転職エージェントに絞って進めるとよいでしょう。転職エージェントに登録する際は、住所・氏名や学歴・職歴、希望の職種・業種や条件などの情報はなるべく多くの項目を入力しましょう。転職エージェントに自分の情報を詳細に伝えることで、より転職支援が受けられ、応募先とのマッチングの可能性が高まります。 面談 転職エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーとの面談があります。この面談では、必ず本音で話しましょう。本音を伝えていないことで、希望と異なる求人を紹介されたり、必要なサポートが受けられなくなったりすることもあります。自分の希望は正確かつ具体的に伝えるよう努力しましょう。疑問や不安な点なども遠慮せず相談するとよいでしょう。キャリアアドバイザーと面談する際は、事前に職務履歴書などこれまでの経歴や業務内容などまとめたものを準備しておくことをオススメします。一目で分かる資料があることで。面談がより効率的に進みますし、時間内により深い内容を話すことができるでしょう。 応募書類の作成 求人への応募に必ず必要となる履歴書、職務経歴書などの応募書類は転職エージェントに添削してもらいましょう。応募先企業が求めるスキルや経験、人物像にマッチした内容を盛り込めているのかをチェックしてもらうことで、書類通過率アップが期待できます。第三者の視点で見てもらうことで、自分では気が付くことができなかった強みや経験・スキルが見つかることもありますので、応募書類は必ず添削してもらいましょう。 面接対策 面接は事前の準備が大切です。転職エージェントは事前準備や模擬面接、面接後のフィードバックなどの面接対策も行っています。応募先企業と面接の日程も調整してくれるので安心です。転職エージェントは、それぞれの企業の面接の傾向や面接官が見るポイントなどの情報も持っていますので、想定質問や回答例の提供やより実戦に近い模擬面接も可能です。さらに、面接時に質問できなかったことを企業側に確認してくれたり、応募先企業から面接時の評価やフィードバックをもらっているケースもありますので、キャリアアドバイザーに相談してみるとよいでしょう。 内定・入社 転職エージェントは企業から内定が出た後もサポートしてくれます。入社日や待遇などの調整・交渉をキャリアアドバイザーが行います。条件面など直接交渉するのが難しいと感じる方には特に転職エージェントの利用がオススメです。応募先企業との調整の全般をお任せできるので安心して転職活動を進めることができるでしょう。 転職エージェントを利用する際の注意点 転職エージェントを利用すれば、キャリアアドバイザーの手厚いサポートのもと、転職活動を進めることができます。複数の転職エージェントに登録すれば、それぞれのキャリアアドバイザーから様々なアドバイスや求人の提供があるでしょう。異なる意見に迷ったり、悩むこともあるかもしれません。キャリアアドバイザーの意見も大切ですが、応募や入社を決めるのは自分自身です。他社の意見に流されないよう、希望や譲れない条件など、自分の判断軸をしっかりと持つことが大切です。 まとめ 転職エージェントは応募先を決めるための相談から、内定をもらった後の調整・交渉まで細やかなサポートが受けられるので、転職する人の強い味方です。自分に合った転職エージェントに登録し、賢く活用して、積極的に転職活動を進めていきましょう。 転職に関するご相談はJobeeへ Jobeeは宮城県に特化した転職相談サービスです。大手転職サイトに掲載されていない優良求人情報も多数掲載。地元に強いコンサルタントが無料で転職活動をサポートします。 宮城県、仙台市で転職を検討している方は是非Jobeeへご相談ください。
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2025.07.11面接対策:質問の意図と回答する際のポイント面接は企業が応募者のことを知る場であり、応募者が企業との相性を確認する重要な機会です。質問の内容とその意図を理解することで、よりよい回答ができ、採用へと繋がります。自信を持って面接に臨み、自分の魅力を最大限にアピールするために、今回は質問の意図を確認し、回答する際のポイントを解説します。 面接をする目的・意図 面接官は応募者のことを深く知るために面接で様々な質問をします。応募書類に記載している内容も確認や深堀するために面接で改めて質問することも多いでしょう。面接官の質問には全て目的・意図があります。主に、 仕事への熱意を確認する 客観的な視点で自分を見ているか確認する コミュニケーション能力を確認する 主体性がある人材か確認する などです。面接官は応募者がどのようなエピソードをどのような言葉を選んで伝えるかも見ています。応募先企業に合わせた表現・言葉選びも重要になりますので、企業研究と自己分析をしっかりと行い、面接に備えましょう。面接は面接官が質問をする場ですが、企業側と応募者の相互理解の場でもあります。面接を受ける際には、面接官やその企業の雰囲気にも注視し、自分に合っている職場であるか検討する材料にするとよいでしょう。 質問の意図と回答する際のポイント 質問の言い方やニュアンスによって求める応え、知りたい事柄が違ってくるケースもあります。面接でよく聞かれる質問例と回答する際のポイントを紹介します。 志望動機 必ず聞かれる志望動機は応募企業への理解度や仕事に対する意欲、将来のビジョンなどを確認するための大切な質問です。具体的な質問例と質問の意図は次の通りです。 質問例質問の意図なぜ当社を志望したのでしょうか?入社意欲の強さや企業研究の度合いを確認するため当社のどんなところに魅力を感じますか?応募先企業のどういうところに共感したのかを具体的に確認するため当社の事業で、特に興味を持っているものはありますか?応募先企業の事業内容に対する理解度や応募者の興味・関心を確認するためなぜこの業界を選んだのですか?応募者の業界に対する興味・関心や、キャリアビジョンを確認するため当社でどのような仕事をしたいですか?応募者のキャリアプランや仕事への意欲、企業への貢献意欲を確認するため 企業研究をしっかりと行い、企業の事業内容や理念・ビジョンなどを理解した上で、なぜその企業で働きたいのか、具体的な理由を答えることが大切です。加えて、その企業で自分はどう成長していきたいのか、入社後のキャリアプランも付け加えると効果的です。 自己PR 自己PRは面接でとても重要な質問のひとつです。自分の強みや経験、仕事に対する考え方などを伝え、企業に貢献できる人材であることをアピールする機会でもあります。具体的な質問例と質問の意図は次の通りです。 質問例質問の意図自己PRをお願いします応募者の強みやアピールポイントを把握するためあなたの強みを教えてください応募者の能力・スキル、パーソナリティを理解するため1分間で自己PRをしてください強みやアピールポイントを把握するだけでなく、決められた時間内に伝えたいことをまとめる力や簡潔に自己表現する力があるかを把握するためあなたを一言で表すと?自己認識や、他者からどう見られているかを把握するため 自己PRを聞かれたら具体的なエピソードを交えながら、自分の強みをアピールしましょう。「1分で」というように時間を決めて質問されるケースもあります。強みやアピールポイントを伝えることだけでなく、伝えたいことをうまくまとめる力があるかどうかも見られますので、意識して回答内容を準備しましょう。 長所・短所 長所・短所に関する質問は、自分を客観的に見ることができているか、自己分析ができているかを確認することが目的です。具体的な質問例と質問の意図は次の通りです。 質問例質問の意図あなたの長所と短所を教えてください自分の長所・短所を把握しているか。短所を改善する意欲はあるかを把握するためあなたの強み、弱点はなんですか?自己分析はできているか、弱点についてどのように考え、対処しているかを把握するため 長所や強みは応募先企業で働く中で活かせるような内容だとよいでしょう。短所や弱みは改善するために努力していることも必ず付け加え、前向きに取り組んでいる姿勢をアピールしましょう。 性格 性格に関する質問では、人柄や価値感だけでなく周りの人とどのように関わっているのか、コミュニケーション能力の確認も目的としています。具体的な質問例と質問の意図は次の通りです。 質問例質問の意図あなたの性格を一言で表すと? 自己認識や他者からどう見られているか、どう見られたいと思っているかを把握するためどんな人と一緒に仕事をしたいですか?応募者の価値観や人間関係に対する考え方を把握するためストレスを感じた時に、どのように対処していますか?問題解決能力や感情をコントロールする力を把握するため 具体的なエピソードを交えながら説明しましょう。自身の性格・価値観の中で、応募先企業の社風に合う点があれば、特にアピールするとよいでしょう。短所や弱点は素直に回答しつつも、改善するために心がけていることや努力していることなどを交えて、前向きな話としてまとめると良いでしょう。 問題解決力 問題や課題を解決する力は社会人として必要なスキルです。特に転職の場合は即戦力を採用したいわけですから、問題解決力や理論的な思考力、行動力があるかどうかを面接で確認します。具体的な質問例と質問の意図は次の通りです。 質問例質問の意図これまで仕事をしてきて最も困難だったことは何ですか?困難な出来事に対して、どのような取り組みをしてきたかを把握するため失敗から学んだという経験があれば教えてください過去の失敗をどのように受け止めるのか、どのように活かしているかを確認するためチームで意見が対立した時、どのように対処しますか?チームワークに対する意識、チーム内の役割等に対する意識を把握するため 問題解決力を把握するための質問に回答する際は、課題・問題点をどのように解決してきたか、具体的なエピソードを説明しましょう。問題解決のプロセスや工夫した点に加え、その際に自分自身はどのような成長ができたかも付け加えるとよいでしょう。 まとめ 面接は想定される質問と回答例を準備し、声を出して練習して臨みましょう。丁寧に企業研究を行い、応募先企業の社風・特色にマッチした内容を交えて回答できるとよいでしょう。話す内容は上手にまとめることも大切ですが、自分らしい素直な想いを伝えることを忘れずに。仕事や応募先企業への熱意がしっかりと伝わるよう準備しましょう。「自分の場合はこのエピソードをどのようにまとめたらいいのか」「想いはあるが、上手く話せない」など、面接に関するお悩みも転職エージェントにご相談ください。業種・職種に合わせた対策や基本的な話し方の練習までサポートしています。お気軽にご相談ください。 転職に関するご相談はJobeeへ Jobeeは宮城県に特化した転職相談サービスです。大手転職サイトに掲載されていない優良求人情報も多数掲載。地元に強いコンサルタントが無料で転職活動をサポートします。 宮城県、仙台市で転職を検討している方は是非Jobeeへご相談ください。
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2025.06.27職務経歴書の書き方:経験別に徹底解説転職活動で作成する職務経歴書。採用担当者は職務経歴書から応募者の業務経験と実務面でのスキルを確認し、面接をするかどうかを判断します。では面接、そして採用につながる職務経歴書にするにはどのようなことを記載すればよいのでしょうか。今回は具体的な職種をいくつか例にあげ、書き方のポイントを解説します。 職務経歴書の基本的なポイント 職務経歴書はこれまでの業務経験を応募先に伝えるためのツールです。ですから、企業側に「実際に会ってみたい」と思ってもらえるように作成することが大切です。採用担当者が目を通す時は、実績や経験、スキルを細かく読み取ろうとしますが、説明が詳細すぎると採用担当者が目を通すのに時間がかかってしまったり、面接で話すことがなくなってしまったりする可能性があります。 具体的な事例を挙げながら、自分の強みを簡素にまとめましょう。そしてどんなことも、ポジティブな表現にするよう心がけましょう。 経験別のポイント 応募する職種によって職務経歴書で伝えるべきポイントは異なります。いくつかの職種を例に挙げ、これまでの経験がしっかりと伝わる職務経歴書の書き方を紹介します。 IT・WEBエンジニア職 ITコンサルタント 採用担当者はITコンサルタントに必要な理論的な思考能力と、業務課題や解決策をより分かりやすく説明する力があるかをチェックします。論理的な表現を心がけ、ITコンサルタントとしての資質をアピールするとよいでしょう。 インフラエンジニア 採用担当者はこれまで経験したシステム環境や扱ってきたツールをチェックします。どのような「環境」やどのような「規模」で、どのような「工程」を担当してきたのか、その中の自身の役割などをしっかりと記載しましょう。サーバーエンジニアの場合は使用経験のあるOSやミドルウェア、アプリケーション、ネットワーク機器も記載しましょう。ネットワークエンジニアの場合は、持っている資格を積極的にアピールするとよいでしょう。「シスコ技術認定者」「ネットワークスペシャリスト試験」「ITパスポート試験」は高く評価されやすい資格です。 社内SE IT系技術職は、担当している分野によって使用するOSや言語などが異なりますので、これまで何を利用してきたかをしっかりと記載しましょう。加えて、これまでプロジェクトにどのように関わって来たかも重要なポイントになります。基本設計や詳細設計はクライアント側とサーバー側のどちらを担当したのかを、また開発、テスト、プログラムの運用・公開など、どのフェーズを担当したのかも記載しましょう。 営業職 商社 商社と言っても、総合商社と専門商社、国内事業と海外事業など、扱う商品やターゲットによって仕事の幅や深さが異なります。そのため、ポイントとなるのは「応募企業が求める経験値を自分が持っているか」ということになります。応募先企業の業務内容の詳細を確認し、それにマッチする自身の経験や強みをアピールしましょう。扱う商材が多岐に渡る総合商社なら、その中の一つの商材に関わる専門知識や経験があることで採用されるケースもあります。専門商社なら商材の仕入れから提供まで担当するケースも多いので、同様の経験はアピールポイントになるでしょう。 メーカー メーカーの営業職に問われるのは、売るものに合った「売る力」です。これまで扱ってきた商品やサービスは何か、販売対象はBtoBなのかBtoCなのかなど、「誰に」「何を」「どのように」売ったかを具体的に説明しましょう。そして、そこで培った「売る力」をアピールするとよいでしょう。 金融(銀行・証券・信金・生損保) 金融系の営業職は、会社の売り上げに貢献できる人材を求めていることから、これまでどれだけの実績を残してきたかがポイントとなります。これまでの経歴の中であげた具体的な実績と、その成果を出すために行ったことを具体的に記載するとよいでしょう。金融系の営業職は高い専門性も求められますが、その商材の専門的な知識がない場合でも、これまでの実績や能力、仕事に対する姿勢が評価されるケースもあります。 ものづくり 回路・半導体設計 近年、アナログ回路や高周波に関する設計に関わってきた人材の需要が高い傾向にあるようです。一つの専門性に特化した経験も大切ですが、コアな技術を軸に多くの製品に携わってきた経験もアピールポイントとなります。これまで携わってきたプロジェクトについては開発フェーズ、人数、役割などを具体的に、使用ツールもできる限り記載しましょう。 生産技術・プロセス開発 これまで担ってきた業務内容を「既存ラインの保守と改善」「新規ラインの設計と立ち上げ」「要素技術の研究と開発」の3つのポイントで分類し、それぞれでどのような経験をしてきたかをまとめましょう。生産技術・プロセス開発職は広義な職種ですので、企業によって担当する業務が異なります。現職と応募先企業の業務内容が同じでない場合が多いので、自分の携わった業務の成果を分析し、数値化して記載するとよいでしょう。 研究開発 研究開発職で求められるのは、募集しているポストにマッチする専門性・スキルを持っているかです。どのような分野で、どんな研究を、どれだけやってきたか、わかりやすく記載しましょう。募集している研究分野と自分の経験・専門性が完全に一致していなくても、曖昧な表現にせずしっかりと記載することが大切です。そして、経験や実績だけでなく、熱意をしっかりと伝えることも重要です。複数の応募者の経験値が横一線であったとき、選ばれるのは熱意を持って仕事に臨むことのできる人材です。その開発研究に対する思いもしっかりとアピールしましょう。 品質管理・品質保証 品質管理は一定のスキルがあれば、比較的異業種でも対応できる職種ですので、担当製品と具体的な業務内容を記載しましょう。JIS規格に対する知識があるなど、品質管理や検査に有利になるスキルがあればアピールポイントになるでしょう。さらに、作業者だけでなく、指導者としての経験があれば、その実績も記載するとよいでしょう。 管理部門 経理 経理の仕事は主に「財務会計」「管理会計」「財務」の3つに分かれます。まず自分自身がどの分野に携わってきたのか、具体的に記載しましょう。具体的であればあるほど、採用担当者は評価しやすくなりますので、その業務にどれくらいのレベルで携わったのか、わかりやすくまとめましょう。 総務 総務の業務は多岐にわたるため、自分が特化していることを明確に説明することがポイントになります。一般的に、株主総会関連業務やファシリティ管理、社内規定管理などの経験が重視されます。株主総会関連業務は役員答弁のサポートなど積極的な関わり方をしていることが高評価になりますし、ファシリティ管理に関しては、会社移転のような規模の大きいプロジェクト経験はアピールポイントになります。 人事・労務 人事・労務の業務内容は企業の規模によっても大きく変わるので、「何を」「どの程度」担当したかをわかりやすくまとめることが大切です。人事・労務の業務は大きく分けて「給与計算」「社会保険」「採用・教育」「勤怠管理」「福利厚生」「人事制度の企画」の6つになりますが、応募先の企業ニーズに合わせて業務内容を選び、自身の経験を伝えましょう。「新人事制度の導入」「社内制度の改革」など、主体的に取り組んだ業務があれば具体的に記載してアピールするとよいでしょう。 販売・サービス 店長・店長候補 店長・店長候補の場合に重要となるのは「具体性」です。これまで働いてきたお店のジャンル、エリアや立地、客層、面積、従業員数、主要商品の価格帯など、詳細を記載することで採用担当者は応募者の経験やマネジメント力をイメージすることができます。加えて重視されるのが「売上」の実績です。年間目標に対してどれだけ達成できたか、リアルな数字を記載するとよいでしょう。売上がマイナスであっても、その理由をしっかりと記載することで信頼度が高まります。立派な売り上げを残した実績がある場合には、どうやってその売り上げを達成するための取り組みを具体的に記載するとよいでしょう。 販売職・販売アドバイザー 販売職・販売アドバイザーも「具体性」が重要になります。前職または現職での仕事内容を詳細に記載しましょう。取り扱った商品の情報だけでなく、店舗の規模、スタッフの人数、1日の顧客数、1日の売り上げなども記載しましょう。何をどのような環境で売っていたかを伝えることで、採用担当者に経験した仕事内容をしっかりと伝えることができます。 設計・施工管理 施工管理・設備工事 施工管理はプロジェクトの準備から完成まで、指揮・管理する仕事です。施工管理にはビルやマンション、戸建住宅の建設工事を管理する「建築施工管理」や、道路や上下水道などの土木工事を管理する「土木施工管理」、空調設備やダクト、ガス管なの菅工事を管理する「管工事施工管理」などがあり、それぞれに専門性が必要となりますので、自身の経験と実績を具体的に記載しましょう。様々な現場の経験がある場合には、プロジェクトの種類ごとにまとめ、豊富な経験をアピールしましょう。それぞれの管理業務に必要な専門知識や資格を保有していればアピールポイントになるでしょう。 まとめ 職務履歴書はより具体的な経験・実績を記載することで、採用担当者は「この人がどのような活躍ができるか」をイメージできるようになります。求めるスキル・経験と完全にマッチしていない経験・実績だったとしても、その企業の業務に置き換えてイメージしてもらうきっかけになりますので、わかりやすく記載することを心がけましょう。職務経歴書の書き方について知りたいことがあれば、是非転職エージェントへご相談を。経験・実績がより伝わる職務経歴書の書き方を教えてくれますよ。 転職に関するご相談はJobeeへ Jobeeは宮城県に特化した転職相談サービスです。大手転職サイトに掲載されていない優良求人情報も多数掲載。地元に強いコンサルタントが無料で転職活動をサポートします。 宮城県、仙台市で転職を検討している方は是非Jobeeへご相談ください。
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2025.06.13リモートワーク転職の成功戦略:知っておくべきポイント働き方改革に加え、リモートワークが急速に普及したことで転職市場も大きく変化しています。これまでは、オフィス勤務が前提だった企業もリモートワークの枠を設けて求人を出すようになっています。そこで今回は、リモートワーク時代における転職活動のポイントを解説します。 リモートワーク導入企業は増えている コロナ禍を経てリモートワークは一般的になり、現在では幅広い業界でリモートワークを導入するようになりました。特に、ITやクリエイティブ系、コンサルティング業界などはリモートワークが一般的になりました。ただ、業界によってはリモートワークが難しい場合もあります。製造業や医療業界などは物理的な問題がありますのでリモートワークの導入は難しいでしょう。リモートワークの転職を目指す場合は、自分が目指す業界・業種ではリモート勤務ができるのかどうかを事前にリサーチしておくことが大切です。 リモートワークのメリット リモートワークの最大のメリットは柔軟な働き方ができることです。通勤時間がなくなることで自由に使える時間が増えるほか、通院や育児・介護などにも対応しやすくなるでしょう。また、リモートワークは勤務地や居住地の地理的な制約がなくなるため、場所に縛られない働き方が可能になります。これまでは引っ越しを伴う転職が難しかったという人の選択肢が広がるでしょう。リモートワークによって柔軟な働き方ができることで、多様なライフステージの中でもキャリアを続ける後押しになり、キャリアの選択肢も広がっています。 リモートワークの転職戦略 リモートワークの業界・業種を目指す場合、一般的な転職戦略に加えて新たなスキルやアプローチが必要となります。リモートワーク時代の転職を成功させるためのポイントを紹介します。 自己分析でリモートワークに適した強みを見つける リモートワークでは、オフィスでの働き方とはは異なり、スケジュール管理やタスク管理をしっかりと行う必要があるため、自己管理能力が非常に重要となります。時間管理や集中力の面で、自分の強みや弱点を把握しておきましょう。 オンライン面接への対策 リモートワークの採用プロセスではオンライン面接が一般的です。オンライン面接は対面での面接にはない難しさがあるため、特別な対策が必要となります。カメラの角度や背景、声のトーンなどが印象を左右するので、細部に気を配りましょう。実際にオンラインで誰かとつなげるなどして事前練習を行うとよいでしょう。 応募先のリモートワーク制度を確認する 求人票に「リモートワーク可」と記載されていても、実態は企業によって異なります。完全リモートが可能なのか、一定の割合でオフィス勤務もあるハイブリット型もあるのかなど、制度の詳細を確認しましょう。面接の際には、リモートワークに必要な設備や支援があるかも確認するとよいでしょう。 デジタルツールを習得しておく リモートワークではコミュニケーションツールやプロジェクト管理ツールなどを使いこなせることが仕事の効率に直結します。オンライン会議やチャットのツールやタスク管理ツールなどの使い方を習得しておくと、企業側に即戦力としてアピールできるでしょう。 リモートワークのデメリット リモートワークにはデメリットもあります。まず1つに、孤独感を持ちやすい環境であることです。オフィスでの勤務なら直接的な交流によって、チームの一員としての帰属意識を持つことができますが、リモートワークではそれができません。転職直後の新しい職場に慣れる段階では、同僚との関わりが少ないことで孤独を感じてしまう人も多いようです。次に、コミュニケーション不足に陥りやすいことです。お互いのことをよく知らない段階だと、オンラインでのやりとりでは言葉のニュアンスが正しく伝わらず、誤解が生じてしまうことも少なくありません。加えて、自己管理の大変さもデメリットのひとつといえるでしょう。リモートワークだと他者から見られることがなく、時間管理も自由にできることから、ダラダラと仕事を進めてしまったり、逆に働き過ぎてしまう可能性もあります。リモートワークは自己管理能力がより重視して評価されることを理解しておきましょう。 リモートワーク時代の転職の進め方 リモートワークへの求人にアクセスする場合は、オンラインの転職サイトを活用することが重要です。リモートワーク専用のプラットフォームも登場しており、リモートワークに特化した求人を効率よく探すことができますので活用するとよいでしょう。履歴書や職務経歴書の作成・応募から面接まで、すべてオンラインで行われることもありますので、オンラインツールを使いこなせることも転職成功のカギとなります。リモートワークへの転職活動の進め方が分からない、オンライン面接の対策をどうしたらいいのか分からないという時には、転職のプロである転職エージェントに相談するとよいでしょう。リモートワーク特有の難しさ・注意点なども教えてくれるので安心です。 まとめ リモートワークが一般的になったことで、地理的な制約に捉われることなく様々な選択肢を持って転職活動ができるようになりました。但し、転職活動の進め方だけでなく転職後の仕事の進め方においても、リモートワークならではの難しさがあることも理解しておきましょう。 転職に関するご相談はJobeeへ Jobeeは宮城県に特化した転職相談サービスです。大手転職サイトに掲載されていない優良求人情報も多数掲載。地元に強いコンサルタントが無料で転職活動をサポートします。 宮城県、仙台市で転職を検討している方は是非Jobeeへご相談ください。
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2025.05.302025年 転職市場予測:活況の背景と成功への道筋転職活動を始める際、まず気になるのが求人はあるのかということではないでしょうか。目指す業界・業種に転職できるかどうかは求人数の影響を受けます。そこで今回は、今後求人は増えるのか、求人が増える業界・業種はどこなのかなど、2025年の転職市場の動向と傾向・対策を解説します 2025年の転職市場は活況と予測 2025年も労働力不足を背景に求人が増え、転職市場は引き続き活況になると予測されています。求人が増える主な理由は、「2040年問題」と働き方改革に伴う人材確保、業務推進に欠かせないベテラン人材の確保などです。「2040年問題」とは、団塊ジュニア世代が2040年頃に定年を迎えることで、労働力不足が深刻になるという問題です。その対策として、企業は2040年を見据えた取り組みを始めており、採用体制や採用ブランディングなどの強化を進めています。働き方改革を進める企業が増えたことで、求人も増加しています。残業時間の抑制や業務の効率化に伴う新たな人材の確保や、短時間勤務の正社員の採用などを強化しています。働き方の多様化に合わせ、これまでとは違った勤務時間や業務内容での採用も増えているようです。また、業務効率化に欠かせないDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進できる人材のニーズも増えています。業績が好調な企業では、既存事業の拡大や新規事業創出に注力する動きも見られ、業務の推進するために即戦力となる人材や、十分な知見や経験を持つベテラン人材の中途採用に力を入れる企業も増えています。業界や業種別で見ると、求人が増えると予想されるのは、「電気・機械」「建設・不動産」「金融」「メディカル」「営業」「経理」「人事」「法務」「販売・サービス」「クリエイティブ」「食品」などです。また「IT・通信」「化学・素材」は引き続き、求人が多い状態が続くと予測されます。「IT・通信」は企業のDX推進の流れに合わせて、エンジニア職のニーズは引き続き拡大します。「電気・機械」のエンジニア職も自動車業界のEV化や半導体ビジネスの拡大に合わせて、「販売・サービス」はインバウンド対応に伴う店舗拡大などに合わせて、求人が増加すると予測されています。 転職市場のトレンド 転職市場は今、売り手市場となっており、企業間の人材獲得競争が激化しています。そのため、各企業は採用活動だけでなく、入社した社員の定着率の向上にも力を入れています。社員の満足度を高めるため、残業時間の削減に取り組んだり、ベテランが若手の業務をフォローする体制を整えたり、転勤のない働き方を選べるようにするなど、様々な取り組みが行われています。また、社員の定着率を向上するために、選考の段階から説明やフォローを丁寧に行う企業も増えています。入社後に任せたい業務や役割を具体的に説明したり、仕事を通じてどのようなスキルが身に付くのか、応募者のキャリアプランに寄り添った配属をするなど、入社後の働く姿をイメージできるような取り組みを行っています。オフィスや工場の見学、現役社員から話を聞く場を設ける企業も増えているようです。 まとめ 2025年も引き続き、転職市場は活発になると予測されています。求人が増えることで自分の希望に合う企業を選べるようになりますが、その分、競争も激しくなるでしょう。転職を成功させるには、しっかりと自分の強みを伝え、その企業でどのような活躍ができるかを具体的にアピールすることが重要となります。求人が多ければ多いほど、企業選びに悩むことも増えるでしょうし、応募先企業に合わせた自己アピールの仕方も考えなければなりません。そんな時には是非、転職エージェントをご利用ください。キャリアアドバイザーがあなたの目標や悩みに寄り添い、サポートしてくれますので、お気軽にご相談を。 転職に関するご相談はJobeeへ Jobeeは宮城県に特化した転職相談サービスです。大手転職サイトに掲載されていない優良求人情報も多数掲載。地元に強いコンサルタントが無料で転職活動をサポートします。 宮城県、仙台市で転職を検討している方は是非Jobeeへご相談ください。
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2025.05.16転職成功の鍵!キャリアプランの考え方と伝え方働き方が多様化し、転職が一般的になった今、個人が仕事や働き方に対して将来的な計画を立てるキャリアプランが重要となっています。そこで今回は、キャリアプランの考え方や転職の面接で聞かれた場合の答え方などを解説します。 キャリアプランとは キャリアプランとは、自分が目指す仕事や働き方を実現するための行動計画のことをいいます。自分の目指す将来像や理想の働き方を叶えるために必要なスキルや経験などを洗い出し、いつ何をするのか、具体的な計画を立てます。似た言葉に「キャリアパス」があります。キャリアパスはその企業の中で職位や職務に就くための道筋のことで、企業が明確化したものを指します。キャリアパスは社内に限ったキャリアを実現するための指針で、キャリアプランは転職や独立を含めた個人のキャリア全体の指針です。 キャリアプランの考え方 キャリアプランは、自分の理想的な将来像を描くものですが、非現実的な計画では意味がありません。キャリアプランを考える際には、どのようなスキルを身に付け、どのように活躍したいのか、具体的な見通しを持って考えます。キャリアプランを考える際には、ライフプランと合わせて考えることが大切です。ライフプランとキャリアプランを別々に考えていると、どちらか一方を諦めることになってしまう可能性があるからです。自分は将来どのようなスタイルで仕事をしたいのかと結婚や出産、子育てなどのライフイベントをどう考えるのかをすり合わせながら、ライフプランを立てましょう。近年は転職することが一般的になり、今後は終身雇用を前提とした働き方ではなく、職務に焦点を当てた雇用「ジョブ型雇用」が進むと考えられています。そのため、会社や業界を渡り歩いて活躍できる専門的なスキルを身に付けることが重要となるでしょう。自分はどのようなスキルを身に付けて成長していくのか目標を設定し、そのためにどのような取り組みをしていくのか、より具体的な計画を立てましょう。 転職面接でキャリアプランを聞かれたら 転職の面接で、入社後のキャリアプランについて聞かれることは少なくありません。採用する企業側は、採用のミスマッチを防ぐことはもちろん、入社後モチベーションを高く持って活躍する人材を採用するために、応募者にキャリアプランを尋ねます。ですから、面接でキャリアプランを聞かれたら、その応募した企業で実現できるキャリアプランを答えましょう。特に指定がない場合には、10年先の将来像を示した後、それを実現するための計画を具体的に伝えます。自分のスキルを磨くことだけでなく、スキルアップをして会社にどう貢献したいのかを伝えましょう。応募企業のキャリアパスを事前に確認しておき、応募先の指針に合った将来像に絞って答えるとより良いでしょう。 キャリアプランを伝える際の年代別ポイント 転職者を採用する際、企業が採用した人に期待することは年代によっても異なります。転職面接でキャリアプランを聞かれたら、その年代に合った回答をするよう気を付けましょう。20代は、自発的な成長意欲を求められるので、経験を重ねる中でスキルや知識を高めていく姿勢を示すことが大切です。自発的にスキルアップに努めるという前向きな姿勢をアピールしましょう。30代は、会社で中核を担うことが期待されるので、やりたいことよりできることを見られます。求められる職務を理解した上で、それに沿って自分はどんな経験を積み、業績を上げていくのかをアピールしましょう。40代は、管理職採用も多くなりますので、具体的な問題解決策を示す力が求められます。その企業が抱える課題を解決するための具体的な策と、50代を見据えたキャリアプランを答えられるとよいでしょう。50代は、これまで築いてきた人脈やスキル・経験を生かすことが求められます。これまでの人脈や経験、スキルを踏まえたキャリアプランを伝え、どのような人材となって会社に貢献したいのかを伝えるとよいでしょう。 キャリアプランは変化に合わせて修正を キャリアプランを決めても、全てが計画通り進むとは限りません。労働環境や自分自身の状況が変わり、計画通りに進まないということもあるでしょう。そんな時は、変化に合わせてキャリアプランを修正しましょう。始めに決めたキャリアプランに固執し、焦ったり無理をしたりする中で進めることは得策ではありません。計画を修正しても、それまでに獲得した経験やスキルの全てが無駄になることはないでしょう。そして、状況に合わせて柔軟に行動できることも大切です。社会の変化や労働環境の変化に対応して行動できることは、仕事をする上でのスキルにもなるでしょう。 まとめ キャリアプランを立てることは、モチベーション高く仕事に取り組むためにとても重要なことです。しかし、転職はしたいけれども、10年後の自分をイメージして具体的な計画を考えるのが難しい、決め兼ねるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時には転職のプロ、転職エージェントに相談しましょう。自身のスキルの棚卸から自分に合ったキャリアプラン作りをキャリアアドバイザーがサポートしてくれますよ。 転職に関するご相談はJobeeへ Jobeeは宮城県に特化した転職相談サービスです。大手転職サイトに掲載されていない優良求人情報も多数掲載。地元に強いコンサルタントが無料で転職活動をサポートします。 宮城県、仙台市で転職を検討している方は是非Jobeeへご相談ください。
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2025.05.02面接官を惹きつける「成功体験」の語り方転職の面接でよく尋ねられるのが「成功体験」。何を目的に面接官は「成功体験」を尋ねるのでしょうか。そして、どんなことを答えたら、面接官に良い印象を与えることができるのでしょうか?今回は、面接で「成功体験」を尋ねられた際の対策を解説します。 面接で「成功体験」を聞く理由 転職の面接には、新卒面接とは違う特徴があります。その中でもよく聞かれるのが「成功体験はあるか?」「誇れる実績はあるか?」という質問です。成功した出来事を尋ねるにはいくつか理由があります。それは 応募者の価値観を知るため 応募者がどのような経験をしてきたのかを知るため 応募者が主体性のある人材かを知るため です。企業側は、面接での応募者の回答から人柄や価値観を見極めます。成功体験を尋ねることで、「どのように仕事に向き合っているか」「仕事の原動力は何か」などの仕事観を見ています。成功体験を尋ねる際、企業側が知りたいのは素晴らしい功績ではありません。成功体験のエピソードから持ち合わせているスキルや経験値を測ります。応募者自身がその出来事・経験をどのように成功体験として自分に落とし込んでいるのかを確認します。また、応募者が主体的に行動できる人かどうかを確認するために成功体験を尋ねるケースもあります。転職の場合、社会人としての経験年数が浅く、目立った実績を持っていない方もいらっしゃるでしょう。そういう人に対しては、大きな実績ではなく「自ら進んで仕事に取り組むことができるか」を見極めるために、成功体験を尋ねることが多いでしょう。 成功体験を分かりやすく伝えるコツ 成功体験のエピソードの内容や自身の思いがどんなに素晴らしくても、伝え方次第で面接官の印象が大きく変わってしまいます。ここでは面接で回答する際のコツを紹介します。 結論から始める 成功体験を尋ねられたら、まず結論を一言で述べましょう。「業務を効率化し、年々収益を〇%アップさせた」「お客様アンケートで満足度1位を獲得した」など、具体的な数値が入っているとより、印象に残りやすいでしょう。 次に成功までのプロセスを 結論に至ったプロセスは「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように」というように5W1Hで、シンプルに分かりやすく説明しましょう。話が長くならないよう、要点を分かりやすくまとめることが重要です。 体験から何を学んだかを伝える 成功体験から何を学んだのか、何を得たのかは、成功までのプロセスと同様に重視されるポイントです。どの場面でどんな気付き・学びがあったのかを具体的に述べましょう。 応募理由にリンクさせる 成功体験のエピソードと応募理由の内容に矛盾がないようにしておきましょう。成功体験が応募理由のひとつにつながってくるよう話を組み立てられると、より強いアピールになるでしょう。 成功体験が思い浮かばない時には 成功体験が思い浮かばないと悩んでしまう方もいらっしゃるでしょう。成功体験を問う理由は、華々しい実績を知りたいからではありません。企業側は応募者の仕事に対する価値観や経験値を知りたいわけですから、目立った実績にこだわる必要はありません。前職で成果として認められた事でなくても、自分で設定した目標に向かってコツコツ努力したことでも問題ありません。仕事と向き合って努力した結果、自分自身にとって良い成果を得られた出来事であれば、それを成功体験として伝えましょう。 失敗体験を聞かれたら 面接で成功体験に加えて、失敗体験を聞かれることもあるでしょう。失敗体験がない場合でも「ありません」と答えるのは控えましょう。面接官は失敗から何を学び、どう行動していく人なのかを知るために尋ねる項目です。大きな失敗をアピールする必要はありませんが、上手くいかなかったことや反省点があった時に、どのような気持ちでどう対処してきたかを述べましょう。 まとめ 転職の面接で成功体験を尋ねられたら、成果よりもそこまでに至ったプロセスとそこから何を学んだかに重きを置いて、よりわかりやすく伝えることが大切です。転職の面接では、成功体験のほかにも応募理由や自己PRなど様々な質問に応えなければなりません。事前に受け答えの内容をしっかりと準備しておくことが大切ですが、いざ面接官を目の前にすると上手く話せるか自信がない…という方もいらっしゃるでしょう。そんな時は、転職エージェントを活用しましょう。模擬面接はもちろん、面接の回答のブラッシュアップ、応募先企業ならではの注意点などもアドバイス可能です。面接対策で困ったら、ぜひ転職エージェントへご相談ください。 転職に関するご相談はJobeeへ Jobeeは宮城県に特化した転職相談サービスです。大手転職サイトに掲載されていない優良求人情報も多数掲載。地元に強いコンサルタントが無料で転職活動をサポートします。 宮城県、仙台市で転職を検討している方は是非Jobeeへご相談ください。
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2025.04.18経験者の声から学ぶ、後悔しない転職の秘訣転職活動をしていると「本当に転職していいのか」「目指している業種・業界は本当に自分に合っているのか」など、不安になることもあるのではないでしょうか。そんな時には、実際に転職をした方の声を聞いてみるとよいでしょう。そこで今回は、転職をした方の経験談から「よかったこと」「後悔したこと」をまとめました。よかったと思える転職・後悔のない転職をするための参考になさってください。 転職してよかったこと 経験者が挙げた転職してよかったことは次のとおりです。 給料や待遇が良くなった 前職より給料が上がり、生活に余裕ができた 成果次第で、ボーナスが上がるようになった 前職と給料はあまり変わらないが、手当てが充実したため手取りが増えた 資格手当が充実しており、スキルアップが給料アップにつながるようになった 社風が合い、職場環境が良くなった 職場の雰囲気が良く、高いモチベーションを持てるようになった 前職と給料や待遇はあまり変わらないが、社風が合っているのでとても働きやすくなった 尊敬できる上司や同僚が多く、人間関係のストレスが無くなった 仕事に対して前向きな人が多く、一緒に成長できる 能力や成果を評価してもらえる 前職ではあまり認めてもらえなかったスキルが、高く評価してもらえるようになった 前職の経験が認められ、入社してすぐに重要なプロジェクトのメンバーに選ばれた 上司や同僚から「うちに入ってくれた良かった」と言われ、期待に応えようという気持ちになった キャリアアップできた・仕事の裁量が広がった 手を挙げれば挑戦できる会社のため、自分の希望するキャリアを築きやすい 専門性を高められる環境のため、仕事に関わる人脈も広がった キャリアパスの選択肢が広がった 与えられる仕事ばかりではなく、自ら仕事を作り進められる環境になった 責任のある仕事を任せてもらえるようになった 残業が減った・休日が増えた 前職と給料は変わらないが残業時間が減り、家族との時間が増えた 残業しない日も気兼ねなく帰れる職場なので、メリハリを持って働けるようになった 平日は忙しく残業もあるが、土日はしっかりと休める会社なのでプライベートも大切にできる 土日祝が休める会社なので、家族や友人と過ごす時間が増えた 転職して後悔したこと 経験者が挙げた転職して後悔したことは次のとおりです。 給料が希望と違った 基本給の昇給が思っていたより良くなかった 入社前に希望年収を少なめに言ってしまい、少ない額からのスタートになってしまった 提示された給料と手取り額を勘違いしていたことを入社後に気が付き、前職より給料が下がってしまった 社風・経営者や社員と合わない ベンチャー企業から大企業に転職したが、古い体質の会社で自分には合わない 大企業から中小企業に転職したため、社長との距離感や接し方に慣れるのが大変だった 前職とは全く違うタイプの同僚ばかりで、なかなか職場になじめない きっちりとした会社からアットホームな会社に転職したが、職場の雰囲気に慣れず、仕事に張り合いを感じることができない 仕事内容が希望と異なった やりがいを求めて転職したが、配属された部署の仕事内容が思ったより単調だった 面接の時に聞いていた内容と実際の仕事内容が違った 自分が希望していた分野・部署が社内から無くなった 残業が多い・休日が少ない 聞いていた残業時間より、実際の残業時間が大きく上回っている サービス残業が当たり前の会社だった 給料の高さに魅力を感じて転職したが、仕事がハードで残業が多い 休日出勤が多く、入社前に提示された休日数と違った 残業が少ない分、休日も少なかった 正当に評価されない・キャリアアップできない 新卒と中途で評価制度が異なり、中途はあまり評価してもらえなかった 経験を活かせると思い入社したが、初心者扱いされた 定期昇給のみで、成果は給料に反映されない スキルの高い社員が少なく、学びの機会が少ない キャリアパスが不明瞭で、将来像が描きにくい 職種別、良かったこと・後悔したこと 転職してよかったこと・後悔したこととして挙げられる内容は職種によって違いがあるのでしょうか。転職してよかったこととして「給料がアップした」ことや「待遇が良くなった」ことを主に挙げている職種は「営業系」「IT系エンジニア」「機械系エンジニア」「建築・土木系」。また、「社風が合う」ことや「人間関係が良くなった」ことを主に挙げているのは「企画管理系」「事務アシスタント系」「販売・サービス系」「クリエイティブ系」が多いようです。転職して後悔したこととして「給料が希望と違った」ことを主に挙げている職種は「営業系」「企画管理系」「販売・サービス系」「エンジニア系」。また、「経営者・社員と合わない」ことを主に挙げているのは「事務アシスタント系」「建築・土木系」「クリエイティブ系」が多いようです。 転職後に後悔しないために 転職後に後悔しないために、入社前に自分の希望と転職先の条件などをしっかりと確認しておくことが大切です。特に 社風や職場の雰囲気 給料や手当、就業条件 評価制度 担当する業務の詳細 をしっかりとチェックしておくとよいでしょう。 転職に関するご相談はJobeeへ Jobeeは宮城県に特化した転職相談サービスです。大手転職サイトに掲載されていない優良求人情報も多数掲載。地元に強いコンサルタントが無料で転職活動をサポートします。 宮城県、仙台市で転職を検討している方は是非Jobeeへご相談ください。
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2025.04.04資格を武器に!不動産業界で輝くための転職戦略不動産業界へ転職するには、保有が必須となる国家資格があるわけではありません。しかし、業務によって資格が必須となるケースもあるため、求人票を見ると資格の保有が必須条件となっていたり、優遇される旨が記載されていたりすることもあるでしょう。そこで今回は、不動産業界で求められる代表的な資格をご紹介します。 宅地建物取引士 宅地建物取引士とは、土地や建物など不動産の取引に関する実務や法律上の専門知識を持ち、公正な取引が行われるようチェックする国家資格です。宅地建物取引士の試験は通称「宅建」と言われ、聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。宅地建物取引士の試験は、土地や建物に関する権利や法律など、不動産売買や仲介などにも役立つ知識なので、不動産に関する一定の知識があることを証明する資格とされています。宅地建物取引業法によって、不動産業を営む場合にはひとつの事務所において5人に1人以上の割合で専任の宅地建物取引士を設置しなければならないと定められています。ですから従業員の全員が必ず持っていなければならない資格ではありませんが、企業によって応募条件に資格を必須にしているケースや歓迎要件としているケースもあります。 建築士 建築士とは、建築法によって定められた、建物の設計・工事監理を行う建築のプロフェッショナルであることを証明する国家資格です。一級、二級、木造の3つの資格にわかれており、建物の規模、用途、構造に応じて、取り扱うことのできる業務範囲が定められています。一級建築士は国土交通大臣から免許の交付を受け、二級建築士と木造建築士は各都道府県知事から免許の交付を受けます。不動産業界のなかでも、不動産開発や建築設計、施工管理などの業務を行う会社や職種の求人には必須条件や歓迎要件となることが多い資格です。 管理業務主任者 管理業務主任者とは、マンション管理業者が管理組合等に対して管理委託契約に関する重要事項の説明や管理事務の報告などを行う際に必要となる国家資格です。マンション管理に関する資格ですから、マンションに関わる業務がある企業の求人には、必須条件や歓迎要件となることが多い資格です。 建築や土木などの施工管理に関わる技術検定 建設工事等に関わる仕事には、技術者の技術の向上を図ることを目的として、建設業法第27条の規定に基づいた技術検定が行われています。技術検定試験に合格すると「技士」又は「技士補」の称号を称することができます。技術検定は以下の7種目が行われています。 土木施工管理 建築施工管理 電気工事施工管理 管工事施工管理 造園施工管理 建設機械施工管理 電気通信工事施工管理 不動産業界や建設業界の求人には、これらの技術検定が必須条件や歓迎要件となることが多くあります。具体的には、不動産業界の場合は建築施工管理技士が、建設業界においては土木施工管理技師、建築施工管理技師、電気工事施工管理技師、管工事施工管理技師が求められることが多いようです。 まとめ 不動産業界への転職において、今回ご紹介した資格を持っていることは有利に働く可能性が大きいでしょう。資格を持っていることは、その専門知識を持っていることはもちろん、資格を取得するために努力したということもPRポイントになります。ただ、資格を持っているから安心ということでもありません。転職活動においては資格以外の経験やスキルも見られることになります。希望する職種やポジションと自身が持っている資格と経験がマッチするかどうか、そして採用する企業側がどのような人材を求めているかをしっかりと見極め、転職活動を進めていくことが大切です。 転職に関するご相談はJobeeへ Jobeeは宮城県に特化した転職相談サービスです。大手転職サイトに掲載されていない優良求人情報も多数掲載。地元に強いコンサルタントが無料で転職活動をサポートします。 宮城県、仙台市で転職を検討している方は是非Jobeeへご相談ください。